2007年11月29日木曜日

athcoolを自動起動する

ターミナル上で毎回 sudo athcool on するのは面倒なので、他のシステムサービス同様に自動起動するようにします。
手順としては、起動スクリプトを作成後、それをサービスとして起動するように登録します。
起動レベルは 2 3 4 5 起動優先順位は一番最後、終了優先順位は一番最初とします。
僕は起動スクリプトなど書いた事はありませんので、他の詳しいサイトからそれらしき物をパクって自分用に改編しました。
先ずは起動スクリプトを作り、/etc/init.d/に置きます。

$> sudo gedit /etc/init.d/athcool

その内容は以下です。
----- 次の行から -----
#!/bin/sh
#
# athcool: start or stop
#

start(){
echo -n "starting athcool:"
/usr/local/sbin/athcool on
return 0
}
stop(){
/usr/local/sbin/athcool off
return 0
}
case $1 in
start)
start
;;
stop)
stop
;;
esac
----- 上の行まで -----
僕はathcoolを/usr/local以下にインストールしたので、実行ファイルのパスは/usr/local/sbin/athcoolになっていますが、このパスは実際に自分がインストールしたパスを指定します。
このファイルを保存して、更にプログラムとしての実行権限を与えます。

$> sudo chmod +x /etc/init.d/athcool

最後にサービスとして登録します。

$> sudo update-rc.d athcool start 99 2 3 4 5 . stop 1 0 1 6 .

これで、ランレベル 2 3 4 5 では起動していて、ランレベル 0 1 6 では停止しています。(という意味だと思う)
起動優先順位は99という、一番大きな数値を与えているので一番最後に起動します。(と思う)
終了優先順位は1という、一番小さな数値を与えているので一番最初に停止します。(と思う)
確認として、sysv-rc-conf コマンドで実際に登録されているかみてみましょう。

$> sudo sysv-rc-conf

このコマンドをインストールしていない場合には、ファイルブラウザーで /etc/rc0.d から /etc/rc6.d までのディレクトリーを実際に覗いてみましょう。
正常に登録されていれば、各ディレクトリーに athcool というファイルがあるはずです。
たった今 athcoolをサービスとして起動したいのであれば、

$> sudo /etc/init.d/athcool start

同様に、athcoolのサービスを停止させたいのであれば、

$> sudo /etc/init.d/athcool stop

ちなみに、athcoolは自分の仕事をしたら直ぐに消えます。
つまり、常駐型のプロセスではありません。

サービスとして登録したので、次回のUbuntu起動から自動的に起動して仕事をきっちりこなしてから消えます。(と思う)

2007年11月27日火曜日

AMD AthlonXP CPUの温度をソフトウェアーで下げる

athcoolをインストールしました。
makeが通らなかったのですが、Makefileのgccコンパイルオプションに -lz を追加したら無事にmake出来ました。
CFLAGS = -O2 -Wall -lz
この様に変更して、上書き保存。
ターミナル上で

$> sudo make && checkinstall

僕はdebパッケージで管理したかったので、make installではなくcheckinstallを使いました。
早速

$> sudo athcool on

自己責任で使用してね!
KM400チップセットを認識しましたよ

と云うようなメッセージを表示した後、CPUの温度が瞬く間に下がっていきました。
36℃くらい有った温度が、1分くらいの時間で28℃まで下がりますた。
ビックルしますた。

同様のソフトウェアーに FVCool という物も有ります。

---追記
2007/11/27(火) 01:53:38
Ubuntuのリポジトリーに含まれていることが判明致しました orz
今、CPUの温度は26℃です。
僕は顔から火が出るほど熱いです。

2007年11月23日金曜日

Firefox上のBSキーの挙動を変更する

某掲示版からの仕入れです。

firefox2.0.0.8について2つ質問です。
Q1.BackSpaceキーを押下するとPageUpになっているのですが、「戻る」の挙動にするにはどうすればよいでしょうか?
A. about:configからbrowser.backspace_actionを0に。

Q2.anthyで日本語入力状態にしておくと、スペースキーを押下した時にページスクロールしてくれないのですが、有効にするにはどうすればよいでしょうか?
A. firefox 3では既に修正されてるが、firefox 2.xではどうしようもない。

いつも役に立つ情報や小技をありがとうございます。

2007年11月20日火曜日

conky良いね!

デスクトップが寂しかったんで、conkyを入れてみました。
conkyのテーマファイルというか設定ファイルはネット上に公開されているものを使わせてもらっています。


$> sudo aptitude install conky

で、インストール出来ます。
ちょっと格好良くなったかも・・・ かな?

---追記
ログインの時にcompiz-fusionが自動起動する環境では、conkyをcompiz-fusionの後に起動してやらないとconkyのウィンドウに影が付いてしまうので、妙な具合になってしまいます。
ここに解決方法が有りました。
僕はホームディレクトリーにstart-conky.shと云うファイルを作って、その内容は
#!/bin/bash
sleep 15 && conky;
この2行を貼り付けて保存しました。
実行権限を与えるために、start-conky.shを右クリックしてプロパティーを開きます。
アクセス権のタブを選択して、「プログラムとして実行できる」にチェックを入れます。
ログインした時から自動実行して欲しいので、Gnomeパネルの システム→設定→セッション 自動起動するプログラムにstart-conky.shを追加しました。

2007年11月18日日曜日

lm-sensorsのインストールと設定

某掲示版からの情報
最近はGutsyも安定してきたから入れてみよっかな〜

2007年11月14日水曜日

VirtualBoxの設定 Network

僕の場合はWindowsXPSP2をインストールしたのですが、独学Linuxさんのこのページを参考にしました。
ただ一つ問題がありました。
他サイトのVirtualBox紹介ページでは、WinodwsXPをインストールする場合はネットワークアダプタをWindowsXPが自動認識して、何の問題も無くネットワークに接続出来ると書いてありましたが、僕の環境に限った事なのかもしれませんが新たにネットワークドライバーをインストールしないとネットワーク接続が出来ませんでした。
まぁ、nLiteでWindowsXPSP2のインストールCDをシェイプアップしているので、その影響かもしれません。
で、そのネットワークドライバーですが同じく独学Linuxさんのこのページの通りに作業をしたらNATでの接続に成功しました。

今度時間があったらVirtualBox - Ubuntu Documentを見ながらブリッジ接続に挑戦したいと思います。
VirtualBox公式サイトのユーザーマニュアルがとても役に立ちます。(pdfファイルです)

VirtualBoxの設定 USB - Gutsy

VirtualBoxを設定する上でUSBを利用するためにやっておく事がありました。
まずusbusersと云うユーザーグループを作成して、そのグループに自分を追加しないとUSBは利用出来ませんでした。
作業はGnome上で出来ます。
パネルメニューの「システム」->「システム管理」->「ユーザとグループ」を選択します。
「グループの管理」->「グループの追加」->グループ名にはusbusers
グループのメンバには自分の名前にチェックを入れます。
これで準備完了。
次に/etc/udev/rules.d/40-permissions.rulesを編集します。

$> sudo gedit /etc/udev/rules.d/40-permissions.rules

以下と一致するブロックを探します。
# USB devices (usbfs replacement)
SUBSYSTEM=="usb_device", MODE="0664"
以下のように編集します。
# USB devices (usbfs replacement)
SUBSYSTEM=="usb_device", GROUP="usbusers", MODE="0664"

更に編集するファイルが有ります。(Feistyの場合はこのファイルを編集する必要は有りません)

$> sudo gedit /etc/init.d/mountdevsubfs

以下のブロックを探してください。
#
# Magic to make /proc/bus/usb work
#
#mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs
#domount usbfs "" /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644
#ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices
#mount --rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb
一致する部分を見つけたら、以下のようにアンコメントしてください。
#
# Magic to make /proc/bus/usb work
#
mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs
domount usbfs "" /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644
ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices
mount --rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb

上書き保存してPCを再起動すれば完了です。

参考にした場所
USB Issue in VirtualBox
USB failure with Ubuntu Gutsy
Ubuntu Gutsy - USB not working

VirtualBoxのインストール

インストールだけなら簡単に出来ました。
ダウンロードページに書いてある通りにsources.listにリポジトリを追加したら、Synapticで依存ライブラリーも含めてインストールする事が出来ます。

まずinnotek public keyをホームディレクトリ−にダウンロードします。
Gnome端末を開いて、ホームディレクトリ−上で

$> wget http://www.virtualbox.org/debian/innotek.asc
$> sudo apt-key add innotek.asc

これでpublic keyのロードが終了。
次にテキストエディターで sources.list を編集。

$> sudo gedit /etc/apt/sources.list

以下の1行を追加、保存。
deb http://www.virtualbox.org/debian feisty non-free

最後にお決まりの

$> sudo apt-get update

SynapticでVirtualBoxをキーワードにして検索すると1件だけ該当する物が出てきます。
インストールしている途中でライセンスの了承や、いくつかの質問や警告に応えて終了。
その警告の中には
「vboxusersというシステムグループを作るから、そこにVirtualBoxを利用するユーザーを追加してね。」
という、重要な警告通りに作業を進めます。
その為には1度ログオフしなければなりませんでした。(ログオフ後にvboxusersグループが追加されていました。)

$> sudo adduser username vboxusers

usernameの所にはVirtualBoxを利用したいと思っているユーザー名を充てます。
そしてまた1度ログオフすると、グループにユーザーが追加されていました。
ユーザーを追加しないと、VirtualBoxはroot権限でしか起動出来ません。

次はVirtualBox起動後の設定に関してちょっと注意する所があったので、その部分を備忘録として書きたいと思います。

2007年11月13日火曜日

Canon MP600プリンターのインストール - Gutsy

コマンドラインの記述に関しては $> で始まる行は、ブラウザの画面上で複数行に見えていても、実際はGnome端末上では1行で入力しています。
先ずはrpmファイルをdebファイルに変換する為のプログラムと、Canonのプリントユーティリティーに必要なライブラリーをインストールします。Gnome端末で

$> sudo apt-get install alien libxml1 libpng12-0 libpng12-dev libgtk1.2 libgtk1.2-common

キャノンのダウンロードページからプリンターを動かす為に必要なファイルを2つダウンロードします。
必要なファイルは「共通パッケージ」と「 PIXUS MP600用機種別パッケージ」で、どちらもrpmファイルです。
これらのファイルを保存したディレクトリへ移動して、Gnome端末でrpmをdebに変換します。

$> sudo alien -c cnijfilter-common-2.70-1.i386.rpm cnijfilter-mp600-2.70-1.i386.rpm

変換が終わったら、出来上がったdebパッケージをインストールします。
僕の手元には
cnijfilter-common_2.70-2_i386.deb
cnijfilter-mp600_2.70-2_i386.deb
が出来上がりました。

$> sudo dpkg -i cnijfilter-*.deb

これで、「共通パッケージ」「PIXUS MP600用機種別パッケージ」の順にインストールされます。
ここまでの手順でGutsyはMP600プリンターを認識してくれますが、このままでは印刷解像度などの細かい設定が出来ないし、折角Canonのプリントユーティリティーに必要なライブラリーも入れたので、これらの設定をします。

$> sudo ln -s /usr/lib/libtiff.so.4 /usr/lib/libtiff.so.3
$> sudo ln -s /usr/lib/libpng.so /usr/lib/libpng.so.3
$> sudo ln -s /usr/lib/libxml2.so.2 /usr/lib/libxml.so.1
$> sudo ldconfig
$> sudo /etc/init.d/cupsys restart

僕の場合は何故かlibxml.so.1についてはlibxml.so.1.8.17のシンボリックリンクとして既に存在していました。
Gnomeパネルの「システム→システム管理→印刷」でMP600がローカルプリンターとして認識されている筈です。
僕はこのユーティリティー上でデフォルトのプリンターに設定しました。
試しにCanonプリントユーティリティーを起動してみましょう。

$> cngpij -P MP600

この様なウィンドウが出てきたら、ここまでは大成功。

場合によっては文字化けしたウィンドウが出てくるかもしれません。

こういった場合は、文字化けしないように新たなファイルを作成します。

$> sudo gedit /etc/gtk/gtkrc.ja.utf-8

以下を張り付けて保存してください。

style "gtk-default-ja-utf8" {
fontset = "-adobe-helvetica-medium-r-normal--14-100-100-100-p-76-iso8859-1,\
-ricoh-ms mincho-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0,\
-misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0,\
*-r-*"
}
class "GtkWidget" style "gtk-default-ja-utf8"

これで直る筈です。(元ネタ)
次に、印刷品質や印刷解像度の選択肢が広がるように設定します。

$> sudo gedit /etc/cups/ppd/MP600.ppd

*OpenUI *Resolution/Output Resolution: PickOneで始まるセクションに以下を追加する。(3行)
*Resolution 1200/1200 dpi: "<>setpagedevice"
*Resolution 2400/2400 dpi: "<>setpagedevice"
*Resolution 4800/4800 dpi: "<>setpagedevice"
このセクションの真下に新たに次のセクションを追加する。(7行)
*OpenUI *CNQuality/Quality: PickOne
*DefaultCNQuality: 3
*CNQuality 2/High: "2"
*CNQuality 3/Normal: "3"
*CNQuality 4/Standard: "4"
*CNQuality 5/Economy: "5"
*CloseUI: *CNQuality
こんな感じになります。


そして

$> sudo /etc/init.d/cupsys restart

これでGnomeパネルメニューの「システム→システム管理→印刷」からも様々な設定が出来るようになります。
参考にした場所
スキャナーに関しては、特別な事をせずともxsaneで素直に認識してくれました。
それでもCanonのスキャナーユーティリティーscan gearを使いたい場合は、
こちらの記事後半を参考にしてください。